結婚式の直前に送る新郎から新婦への手紙7☆日頃の感謝の気持ちや普段言えないことを手紙に☆気持ちが伝わる手紙の書き方の例文・文例集

みきへ

結婚式を迎えるにあたって、あらためて君に会ったころを振り返り手紙を書きましたので読んでください。

初めて、君に会った時の印象は正直よくなかったです。同じ職場にいるのにいつも名前を間違えて呼んでくる君に正しい名前を伝える。なんだこの作業…そしてなんて失礼な人だろうと思いました。しかも半年近くその現象が続くので僕はどんだけ嫌われているのか？と悩んだ時期もありました。

やっとまともに名前を覚えてもらえた時は思わずガッツポーズを取った程です。しかし名前は覚えてもらったにも関わらず仕事を頼むと「その位自分でなんとかできない？」と言われた時はすこぶる不愉快でした。何故僕にだけこんなに冷たく、厳しいのだろう…また悩みが増えました。

悔しくて必死に勉強して、仕事をどんどん覚えていきました。数か月後、突然君に「最近、仕事頼んで来ないね？」と言われ僕は「勉強しましたから！」と言うと君は笑顔を見せて「やるじゃん！」と言ってジュースを買ってくれました。突然の褒め言葉に僕は茫然としましたが次の瞬間強烈な喜びが訪れました。

認めてくれた！褒めてくれた！それだけの事なのに僕にとっては特別な事で本当に嬉しかったです。その時気づきました。僕は君を好きになっていた事を。しかし、職場の仲間という事もありデートに誘ってもし断られたら職場で気まずくなってしまうのではないか？その事を考えるとぞっとしてしまいなかなかデートにも誘えませんでした。あくまで職場の同僚。それだけでも良いのではないかと諦めようと何度も思いました。

でも、好きという気持ちは自分ではコントロールできるものではありません。勇気を振り絞って告白したとき君はびっくりした顔をして、でも少し涙を浮かべて頷いてくれました。人生で本当に嬉しい瞬間でした。君から見たら僕はまだまだ物足りないと思うけどこれから長い時間を夫婦として一緒に過ごして僕と結婚してよかったと言わせる事が今の僕の目標です。これからも頑張るので、結婚して、子供が生まれてもずっとそばにいてくれたらうれしいです。

ありがとう！これからもますますよろしく！

妻28歳　夫27歳