還暦・定年を迎えた夫から妻への手紙14☆日頃の感謝の気持ちや普段言えないことを手紙に☆気持ちが伝わる手紙の書き方の例文・文例集


<最後の出勤の朝、玄関で妻に見送られる時に後で読むようお願いして渡す手紙を>

 

今まで君に手紙どころかメールの返信さえもしてこなかったから、突然こんな手紙をもらって驚いていますか?
いや驚きを通り越して気持ち悪いと恐怖におびえていますか?
感情の起伏の激しい、いや失礼、いつも自分の気持ちに素直な君のことだから、私を見送った後、怪訝な顔で手紙を読んでいることだけは想像できます。

単刀直入に言います、いや書きます。
とうとう最後の出勤日になりました。
今まで支えてくれてありがとう。
朝は起きるだけで精いっぱいと、あまり弁当は作ってくれなかったけど、おこずかいもなかなか値上げしてくれなかったけど、いやすいません、少し本音が出ています。
ケンカを売っているわけではないのです。
弁当を毎日作って欲しかったとか(実際は毎日作って欲しかった)、いい年をしたおっさんにもう少しお金を渡せよ、などと今更言うつもりはありません。

あ、怒ってる?
お願いです、破り捨てるのはもう少し後にして、とにかく最後まで読んでください。

何が言いたいかというと、君は毎日は弁当を作ってくれなかったけど、毎日必ず朝ごはんを作って、そして私を見送ってくれたから、なんとか今日のこの日まで頑張れたということです。
君の「いってらっしゃい、気を付けて」を聞くと、今日も一日頑張ろうと思えました。
私は君と違って不機嫌をまき散らすような、いや失礼、外でのストレスを家に持ち込むのを良しとしません。
子供の頃からそういう風に教育を受けてきました。
でも君と出会って、結婚して、いつも何を考えているかハッキリ分かる君が新鮮でした。
君との結婚生活は意外と気に入っていました。
そして何より、毎朝出がけに言ってくれる「いってらっしゃい、気を付けて」が毎朝の励みになりました。

明日からはもう仕事には行きません。
でも君は私が何処かに出かける時は、今までもそうであったように、また同じセリフで見送ってくれるんですよね。
だからあえて今日、この手紙を書きました。
「いってらっしゃい、気を付けて」にどれだけ感謝しているかを一度きちんと言いたかった。
言うタイミングは今日しかないと思っていました。

初めて書く拙いラブレターです。きっと最初で最後です。
君にとってはラブレター?かもしれませんが、私にとっては精いっぱいのラブレター!です。
もうラブレターは二度と書きませんが、愛しています、これからも宜しく。

 

60歳 男性

♥Love Love Love Letter♥

結婚式・結婚記念日・出産・特別な日に日頃の感謝の気持ちや普段言えないこと、メッセージを手紙に込めて送りましょう。

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