還暦・定年を迎えた夫から妻への手紙7☆日頃の感謝の気持ちや普段言えないことを手紙に☆気持ちが伝わる手紙の書き方の例文・文例集

君はとても強い女性です。出会った時から君は友人の中でもその場を仕切るなどリーダー的存在でした。僕は目立つことが苦手だったので、君を見ているととても眩しく見えました。遠い存在だと思っていた君とまさかお付き合いできるとは、そしてまさか結婚できるとは！本当に人生は驚きの連続です。僕は友人に「お前絶対尻に敷かれるな」とよく茶化されたものです。しかし、結婚してからの君は家事に育児、合間を縫ってのパートを一生懸命やってくれました。僕は相変わらず会社でも目立たない存在で、家庭でも子供たちによく「お父さんって本当に影薄いよね…」と言われるようになりました。そんな時君は必ず「会社で目立たないって事はミスが少ないって事だからすごいじゃない！」家庭では「あんたたち！お父さんが毎日しっかり働いてくれているんだからこの家庭は生活しているんだからね！」と必ず僕をフォローしてくれました。僕はそれに対しても特に何も言いませんでしたが内心とても嬉しかったです。

しかしあまりにも何も主張しない僕に君は何度か腹を立てて「あなた！いい加減自分でも自分の考えを言いなさいよ！私ばっかり怒ってるの疲れるよ」と言われた時は本当にドキッとしました。怒るというのはとても疲れる事だという事をわかっていたのに君がやってくれるので甘えて君に任せてしまった事を後悔しています。子供たちも大きくなり手が掛からなくなってきました。僕たちももう一度付き合い始めたときのように、色々な場所に行ったり、一緒に家事をしたいと思います。君は今まで本当に頑張ってくれていたのでこれからはのんびりした時間を一緒に過ごしましょう。残りの人生、出来るだけ多くの時間を共に過ごしましょう。愛しています。

60歳　男性